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んあー、面倒くさい。
なんだって俺がこんなことをしなければいけないのか。
それもこれも俺にこんなことを頼んだ担任と、うまい具合に逃げおおせた雷蔵たちのせいだ!
三郎は大きな段ボールを両腕に抱いて、階段を上へと登っていた。
今日もみんなと帰ろうとして昇降口に向かってた。
その途中で出会った担任に、段ボールを押しつけられて、資料室まで持って行けと。
なんで俺が!ってもちろん言い募ったけれど担任は聞く耳をもたず、ならばみんなを巻き込んでしまえと後ろを向いたら、すでに誰もいなかった。
あいつら、俺のこと置いていきやがった!
生け贄だ!囮に使われた!ちくしょう!
仕方なしに担任から渡された段ボールを資料室まで運ぶ俺、すっげーいいやつ!なんて自分で心の中でエールを送る。
こんなことしてなくちゃやってられない!ちくしょう!
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