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彼女と一緒にいる時間が増えていく。
その度に俺は眠れぬ夜を過ごしていく。
夢を見る。
彼女との大切だった、あの頃の夢。
二人手をつないで、ゆったりとした時間の中を過ごしていた日々。
花畑に行っては冠を作って、海を見に行けば水をかけあって。
そうしたとりとめのない、それでも大切だった日々を夢に見て。
そして、現実を目の当たりにする。
彼女は俺のものではない。
「今日はサークルの飲み会ですね!鉢屋さんは行くんですよね?」
「・・ああ」
「じゃあ、私も行こうかな!鉢屋さんがいれば話し相手に不足はしないですし!」
嬉しい、と思う反面、辛い。
夢に現実が追いつかなくて、苦しくて、眩暈がする。
現実に夢が追いつかなくて、もどかしい、喉をかきむしってしまいたい。
手に届く場所にいるのに、彼女が遠い。
傍にいられなかった頃より、彼女が遠い。
俺以外のやつらと楽しそうに話をして、無防備な姿をさらす彼女に、どうしようもないほどの寂しさと怒り、そして自分への嘲りが漏れる。
分かっていたことだというのに、なぜこうも繰り返すのだろう。
伊織は、俺のものなのに。
続
・・・だんだん意味が分からなくなってきた。
終着点が見当たらない´ω`;
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