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雷蔵が大好きな女の子と、そんな女の子を心底愛してる雷蔵。
でも忍者という世界は甘くはなかった。
学園を出て結婚してずっと幸せに暮らしてた。
私は忍者にはならずに、普通に主婦をしてる。
雷蔵は学園のころから双忍と呼ばれていた三郎と一緒に忍者をしてる。
曰くフリーの忍者というやつだ。
でもたいていは三郎と組んでいるけれど。
そんな普通のような幸せを過ごす中、手配されたある一つの忍務。
それにいつも通り双忍で出かけて行った雷蔵と三郎。
帰ってくるといった日から一週間。
まだ帰ってくる気配がない。
雷蔵も、三郎も。
不安ばかりが募る。
帰ってきて、お願いだから、神様、助けて・・・!
「ただいま」
帰ってきたのは一人だけ。
とても仲の良かった、同じ顔した二人は、一人になって帰ってきました。
そんな展開から始まるこの物語。
↓ネタバレ
OKですか?いきますよ?
三郎は彼女が好きだった。
愛してて愛してて、だけれど彼女は自分の片割れと幸せそうに微笑んでいる。
それでいい。それでよかった。
一緒にいられなくとも、彼らに一番近い場所で傍にいられればそれでいい。
雷蔵が死んだ。
雷蔵が、死んだ。
彼女の一番の愛しい人間が、死んでしまった。
ああ、彼女はどうなるだろう?
ああ、自分はどうすればいい?
ああ、そうだ。それがいい。そうしよう。
私が雷蔵になればいい。
「ただいま」
雷蔵の笑顔で帰ってきたよ。
あの日鉢屋三郎は死んだのです。
今日から私は僕になる。
鉢屋三郎は死にまして、不破雷蔵は幸せの中に戻ってきました。
たとえ自分は偽物だろうと、この気持ちには変わりはない。
彼女を愛していける。だってずっと愛してきたのだから。
雷蔵、ごめんな。俺がもらうよ。大事にする。大切に愛するから。
それも彼女の妊娠で闇へと運命をたどることになるのだった。
なんていうドシリアスな雰囲気から、実は三郎だったの知ってたよ私こそ騙しててごめんね愛してるよ。って展開にもっていきたいのです。
本気でどうしようってなって、夜な夜な不安に駆られながら最悪の運命へたどる道を見つめながら、あと少ししかない幸せをかみしめ日常を過ごす三郎に、あっけらかんとすべて知っていて、それで三郎を好きになったのだと告げる彼女。
最後はちゃんとハッピーで終わろうよ!
番外とかで雷蔵の心境(死ぬ瞬間)とか書けたらもっと楽しいと思う。
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