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おいおい、どういうこと?
つまりこれはトリップしてきたってこと?
まさか、そんな、あり得ない・・・なんて言えないよね。
だって私たちもそうなんだから。ま、私たちは転生だったけど。
きっといろいろ不安だろうに。
私たちのがこう言っちゃなんだけど先輩なんだし、優しくいろいろ教えてあげなくちゃ!
ね!利津!
そう思ってはじめましての挨拶に仙蔵たちと私と利津でそのトリップしてきちゃった子のもとに行ったんだけれど。
「誰?」
なんていうか、うん。ありがちな夢小説にハマっちゃった子だった。
仙蔵たちを見て何やら興奮してにこにこ笑顔で対応していたけれど、いざ私たちを見た瞬間にさっきのセリフ。
誰?って、初対面なんだから知らないのはさておき、その不審人物を見るような顔。
どういうこと?つまり、あれ?トリップしたいって願ったら来ちゃった系?
・・・うわー。それは、それは。お疲れ様です。
利津が食堂のお手伝いをしていて、私が六年ろ組に所属していると知った瞬間の彼女の顔と言ったら。
・・・彼女がどんな思いでいるかなんてもういいよね?
今後彼女が不安になろうが大変な目にあおうが私たちの知ったこっちゃないよね?
だって彼女は私たちを全く必要としていないもの。
まるで化け物を見るかのように、親の仇を見るかのように利津を見る彼女に、私が手を出さないだけましってものですよね?
続
伊月くん、頑張ってください。
しかし、こんな子いたら私絶対に近寄らない。
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