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友達だなんて、そんなの嘘だ。
だって私、留三郎のこと本当に本当に好きだもの。
愛しているもの。
ただ、あの時の友達以上恋人未満な関係が、思いの外居心地が良かったから。
良すぎてしまったから、だから何かこじれた。
私、留三郎に好きな人がいたなんて知らなかった。
ね、留三郎は知らなかったでしょ。私があなたを好きだって。
無限ループ三角関係。
どちらも一方通行な恋。
バカみたいな関係。
だけど、今はそれにすがってしまう。
留三郎の好きな人が彼をふったから、今彼は私の傍にいてくれる。
身体の関係だとしても、それでもいいと思えてしまうのは。
一度絶望を見てしまったからなのか。
あの時、死んでしまいたいと願ったことは本当だった。
死んで、ドロドロのぐちゃぐちゃになって、何も考えられないようになってしまいたかった。
全てを放棄したかった。
生きることも、考えることも、想像することも。
恋することだって。
だって、考えてしまった。
留三郎が自分じゃない誰かに愛を囁くことを。
だって、想像してしまった。
留三郎の隣にいる女の子が幸せそうに笑っているところ。
そんなの嫌だ!
心の隙間を埋めるためでいい。
寂しさを紛らわすためでいい。
それに私を選んでくれたってことは、少なくとも他の子より私を好きだと思ってくれているのだと。
そう自惚れてもいいのかな?
私は留三郎の前で、愛を囁いたりはしない。
泣いたり縋ったり、問いただしたりは絶対にしない。
その瞬間、全てが崩れると知っているから。
全てなかったことになって、私と留三郎の運命は、もう交わることがないと分かっているから。
だから、お願い。
今だけでいいから、私の他に誰も傍に置いたりしないで。
続
あれ?ヤンデレくさい^^
この主人公ネガティブーwww
崩れるかもしれないけど、それが悪い方向ばかりとは言えないだろうことを、この子は全く考えておりません。
きっと言えば、留三郎は目が覚めて、ちゃんと愛を囁いてくれるだろうにね。
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