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ややこしい関係 4【現パロ】

友達だなんて、そんなの嘘だ。
だって私、留三郎のこと本当に本当に好きだもの。
愛しているもの。

ただ、あの時の友達以上恋人未満な関係が、思いの外居心地が良かったから。
良すぎてしまったから、だから何かこじれた。
私、留三郎に好きな人がいたなんて知らなかった。
ね、留三郎は知らなかったでしょ。私があなたを好きだって。
無限ループ三角関係。
どちらも一方通行な恋。
バカみたいな関係。

だけど、今はそれにすがってしまう。
留三郎の好きな人が彼をふったから、今彼は私の傍にいてくれる。
身体の関係だとしても、それでもいいと思えてしまうのは。

一度絶望を見てしまったからなのか。


あの時、死んでしまいたいと願ったことは本当だった。
死んで、ドロドロのぐちゃぐちゃになって、何も考えられないようになってしまいたかった。
全てを放棄したかった。
生きることも、考えることも、想像することも。
恋することだって。

だって、考えてしまった。
留三郎が自分じゃない誰かに愛を囁くことを。
だって、想像してしまった。
留三郎の隣にいる女の子が幸せそうに笑っているところ。

そんなの嫌だ!

心の隙間を埋めるためでいい。
寂しさを紛らわすためでいい。
それに私を選んでくれたってことは、少なくとも他の子より私を好きだと思ってくれているのだと。
そう自惚れてもいいのかな?


私は留三郎の前で、愛を囁いたりはしない。
泣いたり縋ったり、問いただしたりは絶対にしない。
その瞬間、全てが崩れると知っているから。
全てなかったことになって、私と留三郎の運命は、もう交わることがないと分かっているから。

だから、お願い。
今だけでいいから、私の他に誰も傍に置いたりしないで。







あれ?ヤンデレくさい^^
この主人公ネガティブーwww
崩れるかもしれないけど、それが悪い方向ばかりとは言えないだろうことを、この子は全く考えておりません。
きっと言えば、留三郎は目が覚めて、ちゃんと愛を囁いてくれるだろうにね。
 

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